【中古車売却】査定額を大きく下げてしまうこと6選

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「そろそろクルマを売って乗り換えようかなぁ…」
愛車を売るときには少しでも高く買い取ってもらいたいですよね?
でも中古車の査定ってどんな内容で、何を基準に査定されているのか知らない方も多いと思います

基本的な中古車の査定は「中古自動車査定基準及び細則〔中古自動車査定基準及び細則」に定められている基準に沿って査定されます
加点や減点内容も決められていたり、対象の部位、減点ポイントも定義されています

今回は、特に落とし穴となりそうな減点対象について解説していきますね

この記事を読めばこんなことがわかります

・大幅な減点査定となってしまう内容
・愛車が減点査定されないためにできること

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査定額を下げてしまうこと

一般財団法人 日本自動車査定協会が定めている
「中古自動車査定基準及び細則」では、減点となる箇所や状態、内容ごとに加点・減点のポイントが設定されており、マイナス査定額もその点数に応じて減額が決まります
基本的に1点=1000円とされているので、例えば減点70点の項目に該当する場合、7万円の減額査定となってしまいます

では紹介していきます

外装についた傷

ボディの傷は大きさや部品、塗装のみで補修できる、板金も必要(塗装含む)、交換が必要かによって細かく減点点数が決められています

カードサイズより小さい傷に関しては10点となっているので、カードサイズ未満の傷は¥10,000の減額査定となりますが、例えばフロントフェンダーでは以下のように減点が規定されています

塗装のみ 小   20点 → ¥ −20,000
塗装のみ 大   30点 → ¥ −30,000
板金   小   30点 → ¥ −30,000
板金   大   50点 → ¥ −50,000
交換(塗装含む) 65点 → ¥ −65,000

傷をつけないように気をつけて乗る方が良い、ということになりますが長年乗っていると小傷も付いてしまったりするのでなかなか難しいですが、中古車査定の基準では明確に、厳しく減額となる設定になっています

自家塗装で修理された外装の傷

自家塗装は減点となる基準が明記されているわけではありませんが、一般的には自家塗装は塗装のプロが施工した跡とはまったく異なり、すぐ見分けがついてしまいます
中古車査定士は毎日のようにいろんな中古車を査定していますので、なかなか目を誤魔化すことはできないと考えた方がいいでしょう

ちなみに塗装作業の流れをざっと書き出すと以下のような感じです
①塗装を剥がす
②パテを盛り削る
③色褪せも考慮して塗料を調合する
④ムラや垂れが出ないように塗料を吹き付け、数回に分けて塗料を重ねていく
⑤ウレタンクリアを吹き付けて乾燥させる
⑥乾燥後、水研ぎとコンパウンドで研磨する

時間を掛けてこれらの工程をおこない、初めて純正と遜色ないような塗面に仕上げます
塗装は確かな技術力が必要な作業ですので、缶スプレーなどで安易に手を出さない方がいいでしょう
どうしても査定前に補修したいという方は、小さい線傷であれば純正色と同じタッチアップペンを使う程度にとどめておく事をおすすめします
※大きい傷の自家塗装、タッチアップペン補修はNGです

内装の匂い

内装で特に大きな減点となるものは異臭(匂い)です
特にタバコ、ペット、芳香剤 この3つが大きく減点となる対象で、以下のような減点となります

異臭(タバコ、ペット、芳香剤等)   40点 → ¥ −40,000
ペット等の毛が付着           40点 → ¥ −40,000 
天井、内張り等にタバコのヤニが付着  40点 → ¥ −40,000

タバコは吸っているとヤニが付着してしまうので、タバコの異臭にくわえてヤニも加算されてしまい、実質マイナス¥80,000となる可能性もあります

ペットの匂いも同じく、動物を乗せる機会が多いと毛が車内に落ちるので、匂いと毛の付着で、こちらも実質マイナス¥80,000となる可能性が高まります

また、ルームクリーニングが必要と判断された場合も10点(−¥10,000)の対象となってしまいますので査定前には必ず車内清掃をして消臭剤を使うなど、出来るだけ自分でクリーニングはやっておいた方がいいですね

ステアリング交換

カスタム好きな方は要注意です
ステアリングホイールを社外製に交換すると、減額査定の対象となってしまいます
お気に入りのブランドで、こだわったウッドステアリングなどに交換する方も多いですが、残念ながら減額対象となってしまいます

ステアリングホイールの交換(エアバッグ含む)   70点 → ¥−70,000
ステアリングホイールの交換(エアバッグ含まない) 20点 → ¥−20,000

上記のように特に、エアバッグを付けれないステアリングは大幅な減額査定の対象となってしまいます

純正エアバッグを使えるタイプの社外製ステアリングでも、マイナス20点されてしまうので、社外製のステアリングに交換する場合は必ず純正ステアリングを保管しておきましょう

一番良い方法は、少し手間ですが査定前に純正ステアリングに戻しておくことです

マフラー交換

一般的な中古車査定においては、マフラー交換も減額対象とされています

排気系に関しては以下のように細かく基準が決められており、社外製のマフラーに交換すると、いずれかに該当してしまいます

エキゾーストパイプ交換(排気もれ、腐食穴、改造) 30点 → ¥−30,000
サブマフラー交換(排気もれ、腐食穴、改造) 30点 → ¥−30,000
メインマフラー交換(排気もれ、腐食穴、改造) 40点 → ¥−40,000
触媒マフラー交換  60点 → ¥−60,000

どうしてもマフラーを社外製に交換したい!という方はこちらも同様、売却する予定があれば純正マフラーは保管しておきましょう
工具や環境がある程度整っていないと、簡単に自分で交換できる部品ではありませんのが、日常的に整備を行っており環境が整っている方は、査定前に純正マフラーに戻しておきましょう

サスペンション交換

コイルスプリング、リーフスプリング、ショックアブソーバーやサスペンションASSYすべてにおいて減額となる基準が設定されています

ここではリーフスプリングについては触れませんが、よく見るローダウンのカスタムで該当車が多そうな車高調やローダウンサス、エアサスについて触れていきます

エアサスペンションのエアもれ(1台分) 120点 → ¥−120,000
サスペンション復元(1台分)      100点 → ¥−100,000
コイルスプリング            15点 → ¥−15,000

エアサスペンションでエア漏れをしてるケースはかなり高額な減額となっていますね
車高調を入れて車高を低く下げているケースも、車高を戻す等の判断をされた場合は
サスペンションの復元として100点の減額となります

何度もくどいようですが、査定前には純正に戻しましょう

減点査定されないためには?

では大幅な減額査定とならないためには、何をするべきでしょうか?
すでにお気づきかもしれませんが、ズバリ純正状態のまま乗る事です

どうしてもお気に入りのパーツに交換してカスタムしたい!
という方は必ず純正パーツを捨てずに保管しておいてください

ボディに傷がある場合、自家塗装は避けてください

そして査定前には洗車やルームクリーニングを必ず行いましょう

注意:
ここで述べた内容に該当する全てが必ず減額査定となる訳ではありません
車種や査定するお店の査定基準も異なり、トレンドなカスタム内容が評価されて減額とならない場合もあります

まとめ

みなさんにも心当たりのありそうな減額内容を抜粋して解説しましたが、いかがだったでしょうか
では最後にまとめます

減額査定となる対象(抜粋)
・外装についた傷
・自家塗装で修理された外装の傷
・内装の匂い
・ステアリング交換
・マフラー交換
・サスペンション交換

減点査定されないためにできること
・純正状態のまま乗る
・社外パーツに交換した場合は、純正パーツを捨てずに保管する
・査定前に極力、純正状態に戻す
・ボディの自家塗装は行わない
・査定前は洗車とルームクリーニングで綺麗な状態にする

売却を検討されている方は、改めて愛車が該当していないかチェックしてみてくださいね♪

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