1000馬力の電気自動車!GMCから復活したハマーEVが凄すぎる!価格やサイズは?

アメ車
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ゼネラルモータズ(GM)が展開するSUVブランドのHUMMER(ハマー)。

2010年にはブランドを中国に売却予定でしたが、破断となりそのまま販売を終了しています。しかし今回GM傘下のブランド、GMCより「HUMMER EV」として復活することになりました。

本記事では歴代ハマーの振り返りから、HUMMER EVの特徴的な機能や装備を説明します。

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HUMMER EVはこんなクルマ!

◼️◼️◼️ 本記事を読めば以下のことが分かります ◼️◼️◼️

●HUMMERの歴代モデル
●HUMMER EVの発売予定(米国)
●HUMMER EVの特徴
●サイズ比較
●価格と日本導入予定

歴代のHUMMERたち

デカいアメ車といえばハマー!、といったイメージも強いですよね。
歴代のハマーたちも、デカいボディにデカいエンジンを積んでパワフルに走る悪路走破性の高いクルマでした。

まずはハマーの歴代モデルを振り返ってみましょう。

HUMMER H1

画像参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%BC_(%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A)

ハマーH1は軍用車両の民間仕様として1992年に発売されました。

ゼネラルモーターズが販売を開始したのは1999年から。特に目立つ車両の全幅は実に2,197mmもあります。

HUMMER H2

画像参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%BC_(%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A)

ハマーH2はシボレー タホをベースとしたフルサイズSUVで、日本では三井物産が輸入・販売していました。

全幅はH1より小さいですがそれでも2,062 mm。全長も5,171 mmと、フルサイズSUVならではの迫力で、高級SUVとして人気の高かったクルマです。

ちなみに過去には、ピックアップトラックの「H2 SUT」も販売されていました。

画像参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%BC_(%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A)

HUMMER H3

画像参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%BC_(%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A)

ハマーH3はH2を小型化したモデルで、シボレー コロラドのシャーシをベースに開発されました。

車両サイズも小さくなり、V8エンジンの搭載も廃止されたことで、H2に比べてアメ車らしさが低減してしまった、ともいえるたモデルです。

日本では三井物産とGMジャパンから正規販売されており、H2と同様にピックアップトラック版の「H3T」も販売されていました。

画像参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%BC_(%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A)

HUMMER EVの発売予定

米国仕様のハマーEVには、4タイプが用意されています。
タイプ別の米国発売予定は以下の通りです。

グレードタイプ発売予定(米国)
EDITION 1(エディション1)2021年秋
3X2022年秋
2X2023年春
22024年春
※2020年11月時点の情報

HUMMER EVの特徴

先進的な装備や機能を多く有するハマーEVですが、特徴的な点を紹介します。

エクステリアデザイン

6つのフロントグリルバーと直立したフロントガラス、独自のシグネチャーテールランプが先進性を醸し出すデザインとなっていますが、一目見ればハマーだと分かるほどの面影も残っていますね。

ランプデザイン

ホイールデザイン

外装装備

ロックスライダー&スキッドプレート

テールゲート

※2022年秋に発売予定

アンダーボディーアーマー

ディファレンシャルと床下に搭載するバッテリーパックを保護するため、スチールプレートのアンダーボディアーマーが装着されています。

インフィニティルーフ

取り外しが可能な4枚の透明なスカイパネルは、「フランク」(車両の前部のトランク)スペースに収納することができます。

ドライビングパフォーマンス

CRABWALK(クラブウォーク)

クラブウォークは、4輪ステアリング操舵が可能になる走行モードで、斜め方向に進行することができます。

斜めに進行できることで最小回転半径が小さくなり、走破性の向上に貢献する機能です。

別名、「カニ歩き」や「カニウォーク」「カニ歩きモード」とも呼ばれています。

アダプティブ・エアサスペンション

エクストラクト・モードに切り替えることによって、車高を約6インチ上げることが可能なアダプティブ・エアサスペンションを搭載しています。

不整地等の悪路走破性に大きく貢献する機能です。

アンダーボディカメラ

ボディの下部や前後左右に設置された最大18個のカメラビューを見ることが可能です。

死角をモニタリングできることで、最適な走行のライン取りにも役立ちます。
ちなみにアンダーボディカメラには、洗浄機能が付いています。

グレード別 EV性能

エディション1は1,000馬力を発生させるパワフルなモーターを搭載しており、悪路走破性もジープラングラー以上と噂されるほどの性能を持っているハイパフォーマンスピックアップトラックです。

グレードタイプ22X3XEDITION 1
モーター数2モーター2モーター3モーター3モーター
出力/トルク625hp / 1,023kgm625hp / 1,023kgm800hp / 1,314kgm1,000hp / 1,590kgm
航続可能距離402km483km483km563km
※2020年11月時点の情報

エディション1は3モーターにくわえて、トルクベクタリング機能を備えた「e4WD」システムを搭載しており、最大出力1,000hp、最大トルク1,590kgmを発揮します。

また、0~96km/h加速は、約3秒と言われています。
電気自動車ならではの恐るべき加速力ですが、0~96km/h加速約3秒の性能に貢献しているのが、「Watts to Freedom」と呼ばれるハマー独自のローンチコントロールモード。
Watts to Freedomモードを選択することにより、EVパワートレインシステムの1,000hpのパワーをフル活用した加速が可能になります。

シリーズ最大の出力とトルクを発揮するエディション1ですが、その他のモデルではモーターパワーが抑えられており3Xは3モーターながら最大出力800hp、最大トルク1314kgm。
2Xと2では2モーターとなり、最大出力625hp、最大トルク1023kgmとなっています。

また、エディション1の予想航続可能距離は最大563kmとシリーズ最長です。3Xと2Xは予想航続が最大483km、2は予想航続が最大402kmとなっています。

バッテリーの充電についても、エディション1は800ボルトのDC急速充電に対応します。出力350kWのDC急速充電ステーションを利用した場合、160km走行分のバッテリー容量を約10分で充電することができます。

インテリアデザイン

オフロード車ながら、高級感のある内装ですね。インパネ周りに配置されたブロンズの内装加飾がラグジュアリーさを感じさせてくれます。

またフローリングは、耐久性のある全天候対応の素材を使用したフロアとなっています。

内装装備

メーターディスプレイ
センターディスプレイモニター

メーターはディスプレイ表示となっており、13.4インチのカラーインフォメーションディスプレイに各種情報が表示されます。

12.3インチの大型センターディスプレイはカラー表示のタッチスクリーンに対応しています。

BOSE オーディオシステム

14個のスピーカーを搭載したBOSEオーディオシステムは、ハマーEVのキャビンにあわせた専用設計です。

HUMMER EV EDITION1のサイズ

HUMMER EVのサイズが気になっている方も多いかと思いますので以下、エディション1のみですが、簡易的に過去モデルとの寸法を比較表しています。

全長は5,507mm。4ドアのキャビンに荷台も付いているのでさすがに長いですね!

全幅もミラーを含めず2,201mmとかなりワイドです。日本の運転であればH1に乗っている感覚に近いのではないでしょうか。何れにしても大きな車両の運転に慣れていないと、日本の狭い道路で操る難易度は高そうですね。

HUMMER EV EDITION 1H1H2H3
全長5,507mm4,686mm5,171 mm4,742mm
全幅(ミラー含めず)2,201mm2,197mm2,062 mm1,897mm
全幅(ミラー含む)2,380mm
ホイールベース3,445mm3,302mm3,119 mm2,842mm
最低地上高257mm
フロントオーバーハング881mm
リヤオーバーハング1,181mm
アプローチアングル(度)41.5
デパーチャーアングル(度)31.6
ブレークオーバーアングル(度)22.3
最小回転半径(2輪ステアリング)13.5m
最小回転半径(4輪ステアリング)11.3m
※2020年11月時点の情報

HUMMER EVの価格や日本導入予定

米国では2021年秋の販売開始予定ですが、今のところ日本導入の予定はありません。
先行して予約受付が開始されたHUMMER EV Edition 1は、すでに本国でも予約受付完売となっています。

価格
EDITION 111万2595ドル〜(約1,165万円〜)
3X9万9995ドル〜(約1,035万円〜)
2X8万9995ドル〜(約930万円〜)
27万9995ドル〜(約828万円〜)
※()内の金額は1ドル=103円で換算した場合

米国市場でのベース価格もエディション1が一番高い価格設定となっています。

発売後、おそらく日本国内の輸入業車が新車輸入してきた新車並行であれば、日本でも購入可能となることが予想されますが輸送費用や税関などさらに高額になるでしょう。
(早期に日本輸入されてきたハマーEVは、車両価格1,500万円前後になると予想)

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